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構造・規模 | :木造2階建+ロフト | ※工事単価には設計監理料、外構工事費用、水道本管引き込み費用、冷暖房工事費用、カーテンブラインド、登記費用、印紙代は含まれません |
竣工年月日 | :2006年5月 | |
土地面積 | :148.91平米(45.05坪) | |
延床面積 | :117.52平米(35.55坪) +ロフト15.28平米(4.58坪) |
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工事単価 | :54.6万円/坪※ |
両親と子世帯の合計5人が同居するために、それぞれが独立しながらも協力し合える住まいを目指しました。風が通り抜ける空間と機能的に収納できるスペースをとるために話し合いを重ねて行きました。予算を満足しながら希望の間取りを実現する家づくりとなりました。
人とおなじく、家にも第一印象は大切です。周りの環境に配慮しているか、道路から玄関までどの様な雰囲気か、玄関廻りはどのようになっているか、そこに住む人の生活について敏感に想像してしまうものではないでしょうか。
日本人としては、やっぱりタタミの部屋がほしくなります。寝室だけでなく、リビングルームもこのようにタタミを敷いてしてしまう方法もありますね。
トイレと洗面所はなるべく広く合理的に使えるようにしたいものです。将来の事も考えて、間仕切りは引き違い戸でフレキシブルに。必要なくなれば、はずしてしまえば良いのです。しばらくはこのままで行きましょうか。
二世帯住宅のポイントは、世帯間の交流をどこでとるかということ。出来れば共同で使える中間的なスペースがあるのが理想。ここでは子世帯にプライバシーが守られた開放的なバルコニーをつくリました。
屋根の勾配に沿って天井が高くなって行くのはとても気持ちの良い空間です。勾配屋根の場合は、屋根裏はなるべくつくらず、隅々まで利用したいものです。そのために、断熱屋根パネルを使用します。
2階からロフトに繋がる天井は仕上げを省略し、断熱屋根パネルをそのままあらわしにしています。ロフトの床は33ミリ厚の無垢板を張り、2階の天井は板の裏側がそのまま仕上げになるようにしました。踏み(板)天井と言います。
2世帯での家づくりだったので、まず娘夫婦がオープンシステムを選びました。私たちは最初賛成はしなかったのですが、一番はじめに提案して頂いたプランがとても生活の動線を配慮して設計されていてまさに、私の理想とする考え方だったので、すぐに決断しました。
話し合いが進むにつれ、要望が増えていき、色々と無理なお願いをしたのですが、毎回斬新なアイディアを出して解決して頂き、理想の家作りが出来ました。
小さな子供がいるので、打ち合わせの時必ず一人子守につかなくてはならず、打ち合わせ内容ごとに交代しながら話し合うのが大変でした。
主婦としての動線が最短、最適で朝の忙しい時間帯にゆとりができ、ゆったりした気分で毎日朝食の時間をすごしています。
設計の段階では窓の割合が少ないのではと気になっていたのですが、住んでみるととてもバランスがとれています。それに明るさも十分で、夏は涼しく冬は暖かく大満足です。
一番のお気に入りは、リビング(和室)の雪見障子です。お勝手で洗い物をしながら四季折々のお花を観賞出来るのでに植木に精を出す事を楽しみにしています。
コンセントの位置を図面での打ち合わせた時、十分に話し合ったつもりだったのですが、もう少し検討しておけば良かったかなと思うところが少しありました。
動線です。特に、寝室、トイレ、お風呂、台所は隣合っていて、グルッと廻れる動線は見事で、毎日通る度に夫婦でここはやっぱりいいね!とついつい話してしまいます。
あまり予算を削らない事だと思います。
私は最後外構の予算を削ってしまい後になってから少し後悔しました。ただ、外構なので、今後少しずつ手を加えて行きたいと思っています。
家づくりは土地から選ばなければならないとつくづく感じました。
造成地だったので、周りが皆一緒にできあがったこともあり、よく比較してみます。我が家は小さな公園の前で周りに大きな家もなく、坂道のちょうど良い所にあるので、一日中お日様が照っていて気持ちが良いです。また近所のお宅より少し背が高いのですが、街に溶け込んでいて本当に良い土地に出会えたなと実感します。