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構造・規模 | :鉄筋コンクリート造3階建てマンション 3階の1室 | ※工事単価には設計監理料、外構工事費用、水道本管引き込み費用、冷暖房工事費用、カーテンブラインド、登記費用、印紙代は含まれません |
竣工年月日 | :2005年5月 | |
土地面積 | :- | |
延床面積 | :53.46u(16.17坪) | |
工事単価 | :39.3万円/坪※ |
築25年のマンションをリフォームしました。永年住み続けた住まいをリフォームするに当たり、これからやりたいことを実現するために、家具のことを考えたり、余分な物を処分したり、生活そのものをもう一度見直す良い機会でありました。みさき建築研究所の役割は、そこで住む人の生活そのものをデザインして行くことだと考えています。
リビングダイニングを友人を招いて趣味を楽しむ空間にするため、隣接する寝室とをどのように区切るかがポイントになりました。広さが限られているため、ポリカーボネート板をはめ込んだ天井までの引き戸を提案し、寝室側の明るさや視覚的な狭さを解決しました。
対面式のキッチンを希望されることが多いのですが、基本的に下がり壁は設けません。対面式のポイントは、配膳だけでなく、コミュニケーションであることからなるべくオープンな形を提案してきました。目隠しする場合は、ロールスクリーンを提案しています。
一人住まいのためトイレと洗面所は一体にしました。水廻りに細かい収納が多いのは、一見機能的のようですが、生活に必要な物を見直して、なるべく合理的で広く使える空間にしたいものです。
たいていのマンションでは廊下が存在しますが、一寸した工夫で価値がうまれます。玄関からむかって右側の壁を25cm幅を拡げて余裕を持たせ、奥行きの小さな飾り棚を設けました。手摺りにもなる高さなので、これから役に立つのではないでしょうか。
マンションリフォームの場合は、解体する範囲で費用が随分違います。間仕切りは解体しても床を残して、そこの上にフローリングを張って行く事も可能です。床暖房も薄いフィルム状のものを挟み込めば大丈夫です。但し床が不安定な場合は解体したほうが良いでしょう。