東京都・神奈川県の設計・監理・家づくりを手掛ける設計事務所

HOME

土間のある家 (平塚の家)

W-HOUSE

構造・規模 :木造2階建 工事単価には設計監理料、外構工事費用、水道本管引き込み費用、冷暖房工事費用、カーテンブラインド、登記費用、印紙代は含まれません
竣工年月日 :2006年3月
土地面積 :236.32平米(71.49坪)
延床面積 :96.06平米(29.06坪)
工事単価 :52.5万円/坪※

分離発注工事の楽しみ

家の中に自転車を飾ったりメンテナンスしながらのくらしについて、いろんな事をイメージしながら住まいをつくりあげました。分離発注であるオープンシステム方式のため、建て主さんにはシロアリ防除塗料塗りをはじめとしていろんなところに参加していただきました。
上棟式のなおらいでは、これまでの家づくりの経緯や、これからの工事のこと、将来のこと等を話し合いながら大いに盛り上がり、気が付くと満天の星空の下でおいしい食事とお酒をいただいていました。

外観はシンプルがいい

外壁はデザインだけでなく、メンテナンスやコストからシンプルな材料を選びました。エントランスの庇や上下窓のつなぎ部分にはステンレス板を特注しています。敷地が広いこともあり、地面には砕石を敷きつめて全体的にクセのないモダンなデザインにしました。

床も扉もシンプルに

エントランスから続く土間はコンクリート床で、透明な塗料を塗って仕上げました。ドアは木製ですが、厚さ1ミリのアルミ板を両側からサンドイッチしています。これで雨にうたれても大丈夫です。

家の中に自転車が

数台の自転車収納し、且つメンテナンスを行えるスペースとして土間をつくりました。土間からリビングルーム、ダイニング、キッチンはワンルームであり、それらはカーテンで間仕切ることでフレキシブルな使用が可能です。さらに冷暖房対策も大丈夫です。

リビングに大きな窓を

陽当たりが良いため1階にリビングルームにはペアガラスが入った大きな窓を設けました。ダイニングとリビングルーム床には電気式床暖房を設けています。これで寒い冬も大丈夫です。

将来への準備は

2階は寝室をはじめ洗面所や浴室を設けました。子供室は将来2つに区切ることが出来るよう準備しています。階段室の上に開閉可能な天窓を取り付けたことで、風のない時でも上下の温度差による空気の流れをつくりだすことができます。気持ちよく暮らせる工夫は、冷暖房コスト対策でもあります。

コストダウンのための工夫

家づくりにおいてはお金をかける部分のバランスがポイントです。例えば洗面所、みさき建築研究所スタンダードとして、底面が平らな大きめの陶器をメラミンカウンターに落とし込むだけのものですが、小さなバケツも使えてとても便利。また、エクステリアも一寸した工夫の積み重ねですばらしい環境が出来上がると考えています。